転職についてチラっと頭をかすめた時に。
こんにちは!
突然ですが、最近、こんな本を読みました。
「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法」 北野唯我 著 / ダイヤモンド社
挑戦的なタイトルですが、必ずしも転職を勧めるものではなく、いつでも転職出来るよう自分の市場価値を高めることを推奨している内容です。
辞表を胸に入れてから、仕事が楽しくなり、緊張と緩和のバランスが崩れた頃に転職をしたというコンサルタントの黒岩と印刷機器メーカーの営業マン、青野を中心としたストーリー形式の為、スラスラ読めました。
30代で読むのがベスト、40代前半でギリギリセーフな感じ。私はとっくに年齢オーバーですが、自分が感覚的に抱いていたものが言語化され、再確認できたように思いました。
特に印象に残った言葉を備忘録として、残しておこうと思います。
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*稼ぐ力を身につけることが大事。
どんなに出世しても上には上がいる。仮に社長になっても、銀行や株主、クライアントなどもっと偉い人がいる。「自分の人生を選ぶ力」を得るまでは、永久に自由になどなれない。
*転職の思考法を手にしたからと言って、必ずしも、今の会社を辞めなくてもいい。辞められない、という思い込みの檻の中に閉じ込められたら、どんな人間も必ず自分に小さな嘘をつくことになる。
*有名なプロ経営者(元Google米国本社副社長 兼 Google Japan 代表取締役社長)である村上憲郎氏の言葉:
「最終的に転職するような優秀なやつは、在籍しているときは、必死になって会社という『みこし』を担いでいる。辞めるまでは一生懸命、会社を担いでくれる人材。反対に、一生この会社にしがみつくぞ、みたいなやつは、おみこし担いでいるふりをして、ぶら下がっている。人事部が大事にしなきゃいけないのは、ぶら下がっているやつじゃなくて、もしかすると3年後にいなくなるかもしれないけど、いま必死に担いでるやつなんだよ。ほんとに担いでくれるやつだったら数年勤めてくれたら御の字じゃないの?そういうふうに人事部も考えないと」
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うーん、深いですよね。
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今の時代、大企業だから、中小企業だから、といった固定概念は崩れ始めていると思いますので、自分の人生をどう生きたいか悩みながらも考えて、思いきり歩いていけるのがベストですよね。
そうはいっても・・・と思う方も多いと思いますが、それでもそう意識して、行動するだけでも毎日が違って見えてくるのではないでしょうか。